2.6 提出作品の条件 の項で卒業製作及び他のコンペでの応募作品を元に作品を提出する場合の条を明記しました。

本年度テーマ

港湾施設の多くは高度経済成長期に集中的に整備され、老朽化が急速に進行している。また、地方港湾や漁港ではそれに加えて人口減少やそれに伴う後継者不足といった問題も深刻になっている。しかし、社会インフラの更新は道路や橋梁など港湾以外の施設でも急務であるため、全ての港湾施設に十分な投資をし続けられるとは限らない。そのため、港湾の縮退を受け入れ、既存ストックを活用して港湾機能の集約・複合化を進める「選択と集中」を行うことも今後必要になっていくだろう。 

港は島国であるわが国にとって特別な意味を持つ空間であり、国際貿易港、廻船積出港、漁村集落の核となった漁港など、港ごとに固有の歴史や文化を有している。近代以降に工業地帯や物流施設が導入されなかった港は旧来のまちの中心と一体となっており、港の日常的振る舞いが感じられる。その一方、物流施設や工業地帯が導入された港は新たに沖合の方へ展開され、遊休地となった近代以前のかつての港の記憶は、公園などへ姿を変えた現在においてもその土地の底流に息づいている。こうした旧来の港に由来する歴史的な魅力をはじめ、都市・地域と港が融合したウォーターフロントや港湾遊休地を活かし、まちと一体となった空間を構築することは、今以上の価値を持つ『みなとまち』を作る一つの鍵となるのではないだろうか。

以上より、本年度の景観開花では「縮退の時代におけるこれからのみなとまちのデザイン」をテーマとする。地域独自の歴史・文化などの魅力が活かされた持続的なみなとまちの提案を期待する。

評価の観点

 評価は以下の観点をもとに総合的に判断する。

  • 提案がテーマに即しているか
  • 港湾を中心としたハードに主眼を置いた提案の具体性と現実性
  • 港湾施設や対象とする港湾の歴史をよく理解しているか
  • 持続可能な都市・地域社会に寄与する空間であるか

設計条件

作品は以下の設計条件を満たすこととする。

  • 港湾施設を中心とした、ハードに主眼を置いた提案であること。
  • テーマに沿う施設・構造物と都市を対象として選定し、選定理由と合わせて明示すること。
  • 実在する敷地を対象として明示すること。
  • 地質調査や構造計算は求めないが、構造の現実性は確保すること。
  • 原則として港湾法等の諸法律を遵守すること。提案の都合上法律を逸脱する場合は、その内容および理由、実現のための方策等を合わせて明示すること。

対象者

以下の条件を満たす人物・団体を応募対象者とする。

  • 2026年4月1日現在、大学・大学院・短期大学・高等専門学校・専門学校・高等学校に籍をおく学生、もしくは勤務年数5年以下の社会人であること。なお、「景観開花。」実行委員会および審査委員の関係者の参加を妨げない。
  • 上記の条件を満たす人物による団体での応募も可とする。
  • 後述する公開最終審査会に参加できること。一次審査にて入賞作品に選ばれた時点で参加を確約できない場合、その団体の入選を取り消し、次点を繰上げて入選とする。

提出物

 以下を提出物および作品提出条件とし、締切日までに(1) パネルデータ、(2) 写真データ、(3)作品概要データの3点を提出した作品のみ審査対象とする。なお、(4) 模型の作成は任意とし、一次審査を通過した作品は、最終審査時の任意での模型の持ち込みを可能とする。

(1) パネルデータ

 提案の意図を表現する図面および説明文を記載したもの。A1サイズ片面1枚に収まるよう作成し、パネルデータをPDF形式としたもの。応募者に別途案内する作品データ提出フォームからの提出を求める。

<ファイル名> 
 応募登録時に交付されるエントリーNo.をファイル名の先頭に使用し、「〇〇パネル.pdf」とすること。

例:「00パネル.pdf」

(2) 写真データ(模型写真・CG・イラスト等)

 設計の概観がわかる、模型写真やCG、イラスト等のJPEG形式のデータ。枚数は1枚以上5枚以下とする。応募者に別途案内する作品データ提出フォームからの提出を求める。

<ファイル名> 

 応募登録時に交付されるエントリーNo.をファイル名の先頭に使用し、また全枚数中の何枚目かを末尾に示し、「〇〇写真□/△枚目.jpg」とすること。

例:「00写真1/5枚目.jpg」

(3) 作品概要データ

 一次審査時に使用する100文字以内の作品の概要。応募者に別途案内する作品データ提出フォームに直接入力すること。

(4) 模型(任意)

 提案の意図をよく表現する縮尺により作成したもの。個数は問わないが、展示に要する空間は一辺が1mの立方体に収まること。最終審査へ進出した場合、模型の持ち込みを認める。持ち込み方法は以下の「作品提出」を参照すること。


なお、一次審査は公平を期すため応募者・団体名を伏せて審査を行うため、すべての提出物に氏名や所属先を記載してはならない


作品提出

作品データ提出フォーム
応募者に別途案内する。

模型提出宛先
〒980-8572 宮城県仙台市青葉区荒巻字青葉468-1
東北大学災害科学国際研究所 事務局 気付
S304-E 景観研究室 景観開花。実行委員会宛

E-mail
staff@keikankaika.jp

  • 模型の提出は郵送、宅配便または直接持参による締切日必着とし、作品の提出にかかる費用はすべて応募者の負担とする。
  • 郵送または各社宅配便を利用の場合、配達時間を平日14時から18時までの間に指定し、到着日時を予め実行委員会に連絡すること。直接持参の場合も、必ず到着予定時刻を予め実行委員会に連絡しておくこと。
  • 直接持参の場合も含め、梱包は提出物が損傷しないよう厳重に行うこと。
  • 模型を分割して送付する場合、必ず組み立て方を明記すること。
  • すべての提出物には別途指定フォーマットのラベルを印刷し、必要事項を記入のうえ、梱包に貼り付けること。
  • メールの文面には、エントリーNo.、氏名、作品名を必ず記載すること。

提出作品の条件

  • 応募作品は、応募者本人のオリジナルの「未発表作品」または後述する「既発表作品」を発展させた作品に限る
    • 「未発表作品」扱いとし、そのまま応募できるもの:
      • 卒業制作、授業課題、学内講評会など、学内でのみ発表・展示したもの
      • 他のコンペ等に応募したものの落選し、Webサイト・作品集・書籍・一般展示等で公開されていないもの
    • 「既発表作品」扱いとなり、そのままでは応募できないもの
      • 他のコンペでの入賞作や、雑誌・書籍・Webサイト・一般公開の展覧会等で公表・掲載されたもの
  • 過去の「既発表作品」を発展させて応募する場合
    過去に発表歴のあるご自身の作品(既発表作品)をもとに、今年度の「景観開花。」テーマに沿った要素を取り入れて新たに制作した作品は、以下の2点を満たす場合に限り応募可能とする。
    • 元となった「既発表作品」の資料(当時の提出パネルや画像等)を併せて提出すること
    • 今回のテーマに対して「どのような要素を新たに付け加えた(発展させた)のか」をシート上等で明示すること

その他 

  • エントリーは1人につき、1エントリーに限る。
  • 応募作品の著作権は、応募者に帰属する。
  • 主催者および実行委員会は、本企画の趣旨の範囲内で、著作権者名を明示したうえで、報告書、記者発表資料、作品集、公式Webサイト等を通じて、応募者氏名、応募作品およびその内容等を公表できるものとする。
  • 設計課題に対する質問は受け付けない。規定外の問題は応募者の自由決定とする。

募集要項

本年度募集要項はこちらよりダウンロードしてください。

エントリーフォーム

以下のリンクよりエントリーフォームに進み必要事項を記入してください。